杉浦悠太(福井工業大学附属福井高校 1年)は、前半は2バーディ・1ボギーの35で回り、前日まで首位の平本世中をとらえて並んだ。後半は2人の優勝争いかと思われたが、平本が後半だけで10オーバーパー45を打つ乱調で、優勝争いの相手は2打差で追ってくる鈴木晃祐に変わった。
杉浦は11番でティーショットを左に曲げ、2打目は出すだけだったが、3打目もまだラフからでグリーンを奥にオーバーし、4打目のアプローチでやっとグリーンに乗せて、2パットのダブルボギーを叩いいてしまう。このホールは鈴木もボギーで、まだ1打のリードがあったが、続く12番(パー4)では第2打をバンカーに入れてしまい、ボギー。さらに1
3番(パー4)でもバンカーから第3打をグリーンオーバーさせてしまうミスでボギーとして、ついに首位の座を鈴木に明け渡してしまう。
それでもまだ「逆転しよう」と最後まであきらめずプレーした。17番では3メートルのバーディパットを沈め、鈴木と並んだ。しかし、それもつかの間、鈴木も2メートルのバーディパットを入れ返し、再び1打差となる。
しかし、18番ホールは2人ともパーでホールアウトし、杉浦は差を詰めることができず、1打差の2位に終わった。後半のプレーについて「思ったほど緊張はしなかったが、11番からの3ホールでもったいないミスが続いてしまった」と悔やんだ。
今後は日本オープンの最終予選に挑む。予選を通過して、ぜひ日本オープンの本選でこの悔しさを晴らしてほしい。
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