首位と4打差の9位タイで第2ラウンドをスタートした岡田樹花(神河中学3年)が好調なショットで見事なプレーを見せた。
10番からティーオフした岡田は、15番(パー5)で145ヤードの3打目を7番アイアンで4メートルにつける。このパットは下り傾斜でスライスの難しいラインをジャストタッチで沈めて、初バーディを奪う。後半に入っても、3番(パー5)で50ヤードを1メートルにつけると、5番では15番と同じ距離とラインのパットをねじ込んで3つ目のバーディを奪取。ノーボギーの3アンダーパーで通算2オーバーパーまでスコアを伸ばし、首位と3打差の2位に順位を上げて、明日の最終ラウンドで逆転を狙う。
好
調なショットは、16ホールでパーオン。「ドライバーでフェアウェイをキープ出来て、得意のアイアンショットで勝負ができた」と納得の表情だが、「だから、もう少しスコアを伸ばせたかも」と悔しがる岡田。日本女子アマチュアゴルフ選手権にも出場経験がある岡田だが、意外にも日本ジュニア出場は今年が初めて。そして、本部門は最後となる。初めてプレーする霞ヶ関カンツリー倶楽部・西コースは、「距離もあって、ラフも長いことはわかっていた」とティーショットの平均飛距離220ヤードでは太刀打ち出来ないと考え、「アプローチの練習を重ねてきました。それが好スコアにもつながっていると思います」と万全の準備で臨んでいる。
明日の最終ラウンドは、「5番と12番はティーショットが立ちづらい苦手なホール。そのホールをパーで切り抜けて、ピンチを耐えて、チャンスを確実にものにしたい。3つはスコアを伸ばしたい」と目論む。そんな岡田の不安材料は、「苦手です」という雨とプレーオフ。「雨になると距離が出ませんし、自分には不利だと思います。それに、プレーオフも苦手で…4回で1回しか勝てたことがないんです」と苦笑い。だからこそ、明日の18ホールで、の逆転を期している。
残念ながら、明日の天気は雨予報。岡田は苦手を克服できるか。明日のプレーに注目したい。
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