小西瑞穂(東北福祉大学1年)は、4バーディ・1ボギー・1ダブルボギーの1アンダーパー71にまとめ、通算4アンダーパーで首位と2打差の2位タイにつけた。この日は10番ホールからスタートして、いきなりバーディ発進。しかし、12番(パー4)で残り144ヤードの第2打を7番アイアンで打ったところ、グリーンをオーバーしてボールは奥のバンカーに入り、しかもバンカーのふち近くに止まってしまった。ピンに向かってバンカーショットをしようとするとテークバックで縁がかかり邪魔になるため、第3打は仕方なくバンカーの横に出すしかなかった。そこから4打目のアプローチをして、結局4オン2パットのダブルボギーとなった。
14番で一つバーディを獲り返したが、17番(パー5)ではティーショットがあわやOBというミスがあり、2打目でフェアウェイに出すことができず、3打目でやっとフェアウェイに出したものの、第4打は190ヤードも残り4オンにも失敗し、5打目のアプローチを寄せて「ガッツボギー」がやっと、という状況だった。
ショットの調子は悪いわけではないが、安定しない。いいショットもあるが、「不意に」とんでもないミスショットが出るためにトラブルに巻き込まれる。いつまたミスショットが出るか、と不安になり「気になって安心して打てる」ことがない。パーオンしたのは18ホール中11ホールだった。その分パットが良く、この日は26パットに収めた。パットの好調がスコアを支えている。
今年は関東女子学生で河本結をプレーオフの末、破って優勝している。この勢いで「日本女子学生」も制したいところだ。決して好調ではないが、それでもスコアをまとめてくるところが彼女の実力のあるところだ。「明日追いつけるように」と最終日の逆転を狙う。
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