昨年の本選手権で惜しくも優勝に一歩届かなかった井上幸伸(土佐ユートピアCC)が首位タイの好発進をした。1番ホールからスタートした井上は3番、5番とボギーにしてしまうが、6番で1つ戻してハーフターン。後半は10番でバーディ、12番でボギーとして、2バーディ・3ボギー1オーバーパー・73ストロークでホールアウトした。
今までにトップテン入りが2回で、相性の良い本選手権で第1ラウンドを終えた井上は「今日の序盤はティーショットが悪くてボギーを叩いてしまったが、後半になってきっかけを掴むことが出来てから良くなってきました」とラウンド中に修正が出来るところは流石の実力者。「ここはグリーンが難しく、そんなにアンダーパーは出ないと思うので、第1ラウンドを終えてこのスコアは上等ですね」と冷静に上位のスコアを分析していた。また、グリーン上での話になると「速いので、パターは距離を合わせるので精一杯です。キャディさんの力がなければこのスコアで上がることは出来なかったと思う」と陰の立役者に感謝の言葉を述べた。
「今日の後半でドライバーが良くなるきっかけを掴むことが出来たので、明日は同じように打てれば何とかなるかなと思いますね。今日のオーバーパー分を取り戻したいですね」。
明確な目標設定を置き、初の日本タイトル獲得に向けて最終ラウンドに臨む。
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