昨年の本選手権で1打差の2位タイ。昨日の第1ラウンドを73ストロークで終え、首位タイでホールアウトした井上幸伸(土佐ユートピアCC)は、今年も1打届かず2位で終えた。
最終組でスタートした井上は、2番ホール。ドライバーで放ったティーショットを右にOBにしてしまう。昨日の後半でコツを掴むことが出来たはずのドライバーショットで出鼻をくじかれた。結局、そのホールをダブルボギーとしてしまう。その後は騙し騙しやっていたものの、5番と7番をボギー。9番で4メートルのパットを沈めて初バーディ。前半を39で折り返した。後半11番でも4メートルのバーディパットを沈めたが、14番をボギーとし、36の3オーバーパー・75ストロークでホールアウト。通算4オーバーパーの148ストロークで優勝には一歩届かなかった。
前の組でプレーしている田村と少し差があるというのは、途中で認識していたという井上。「まさか1打差まできていたと思っていなかったですね。アイアンは良いので、ティーショットさえ上手くいっていれば、そんなにボギーは打たなかったのに」と少し悔しそうな表情で話した。
今後の目標を聞くと「今は69歳なので、来年はグランドシニアで日本タイトルを狙いたいですね」と答えた。しかし、その目の奥はまだミッドシニアタイトルを狙っているように感じた。
今後の井上の活躍に目が離せない。
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