70歳以上の男子アマチュアゴルファー日本一を決める2017年度(第24回)日本グランドシニアゴルフ選手権は10日、千葉県千葉市の鷹之台カンツリー倶楽部で第2ラウンドを行った。
昨日吹き荒れていた風も治まり、穏やかで清々しい秋晴れの中でスタートとした最終ラウンド。第1ラウンドを終え2位グループに2打差をつけてスタートした竹原昌美(瀬野川CC)が出だしから連続ダブルボギーを喫する不穏な立ち上がり。7番ではまさかのトリプルボギーを叩き、前半で5オーバーパーと大きくスコアを崩してしまう。その竹原を追ったのは9打差の35位タイにつけていた池西清隆(新居浜CC)。池西は前半を2バーディ・1ダブルボギーのパープレーでまとめると、後半で2バーディを奪ってこの日のベストスコアとなる70ストロークをマーク。通算7オーバーパーで最終組のプレーを待つ。もう一人、優勝争いに加わったのは、5打差の6位グループで最終組の1つ前でプレーしていた斉藤裕一(鹿沼CC)。斉藤は前半を1オーバーパーで凌ぐと、10番でボギーが先行したものの12、14番のバーディで竹原を追い詰めたものの、終盤に入って2ボギーを喫して池西と同スコアでホールアウトした。一方、竹原は10、13番でもボギーを叩き、池西と斉藤と首位タイに並ばれてしまう。それでも竹原は17番までパーセーブを続けて3選手が首位タイに並んで迎えた最終ホールでドラマが待っていた。竹原は、18番で起死回生のバーディを奪い、2人を振り切って薄氷を踏む思いながらも通算6オーバーパーで初優勝を決めた。
なお、2位スタートから逆転初優勝を狙った大和田康夫(草津CC)は80ストロークとスコアを落として7位タイ。大会連覇を狙った石井幹(千葉桜の里GC)は6番ホールでトリプルボギーを叩くなどこの日も82ストロークと乱調で通算18オーバーパーの42位タイに終わった。
第25回大会は2018年11月8日(木)から2日間の日程で、熊本県玉名市にある玉名カントリークラブで開催される。
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