本選手権初出場の55歳、森田廣宣が10番ホールからのスタートでいきなり5連続バーディを記録し、勢いに乗った。これには本人も「びっくり。ええ感じでパットが入ってくれた」と前半を31でターンし、さすがに後半は「緊張して」1番ホール(パー4)では第2打をバンカーに入れ、そこからグリーンに乗せるのに2打かけてしまい、ダブルボギーを叩いてしまった。
しかし、これで「開き直れた」とその後は調子を取り戻し、6番バーディ、7番ボギーの後最終9番ホールでもバーディを奪い、4アンダーパー68でホールアウトした。井上誠一氏設計の日光カンツリー倶楽部を「グリーンが難しい」と評していたが、この日は「ショットの調子が良く、ピンにビタビタついた」ために、パットで悩まされることはなかったようだ。
これまで日本シニアオープンには2度ほど出ているが、今年が本格的なシニアデビューの齢となる。2001年には関西アマチュアゴルフ選手権競技に優勝した実績もあり、このスコアは決してまぐれではない。第1ラウンドが終わっただけで、本人はまだ優勝を意識する段階にはない。ただ、この勢いで一気に残り2日間も乗り切ってしまう可能性もありそうだ。
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