昨年優勝の榎隆則が2バーディ・2ボギーのパープレー72にまとめ、通算2オーバーパーで田村敏明と並んで2位タイに浮上した。「第1ラウンドはドライバーの調子が悪く、フェアウェイに3割くらいしか行かなかった。アイアンショットとアプローチでしのぎました。今日はドライバーの調子が戻り」フェアウェイキープも14ホール中12ホールと安定した。「バーディチャンスにつけられ、昨日よりいいプレーができた」と表情も明るかった。
ただし、首位の和田博とは6打差だ。昨年の1打差を逆転したのとは違いがある。「自分が精一杯にプレーをしても」届くかどうかは、和田のプレーにかかっている。他力本願になってしまうが、第3ラウンドは和田と一緒に最終組を回る。目の前に相手のプレーを見ながらプレーできるので、その点はやりやすい。
だが、目標はあくまで「パープレー」だ。少しでも首位に「近づきたい」が、あまり無理をして攻めて行っても自滅してしまうこともある。「意識をしながら、意識しないように」と笑う。「昨年と同じ緊張感を味わえる。ワクワクしている」とまずは優勝争いができることに喜びを感じている。その先に栄光が待ち構えている。それぐらいの気持ちで挑む。「虎視眈々で」と最終組でのプレーを楽しみにしている。
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