先週オーストラリアで行われたAPGCシニアゴルフ選手権に出場していた亀井隆、田村敏明の2人がその疲れをものともせず、素晴らしいプレーを見せてくれた。
APGCシニアでは9位とトップ10フィニッシュを決めた亀井は、22日の日曜日に帰国、23日には日光カンツリー倶楽部へ移動するつもりだったが、台風の影響を考慮して予定を変更し、24日の火曜日にコース入りした。結果的には疲れがとれて、この月曜日の休養が大きかった。第2ラウンドを終わって通算3オーバーパーだったが、第3ラウンドは6バーディ・3ボギー・1ダブルボギーの1アンダーパー71をマークして、2位に入った。「出だしの1番でボギーを叩き、4番で
はダブルボギーを叩いて、今日もダメかな」と思った。しかし、5,6番と連続バーディを奪い、息を吹き返した。「思い切ってやろう」と気持ちを切り替え、この日は6バーディを奪った。「上出来」と満足のプレーだった。オーストラリアでは「力不足だった。来年は雪辱したい」と早くも来年の目標が決まった。
APGCシニアでは日本人最上位の7位、65~69歳のカテゴリーでは優勝した田村も通算6オーバーパーの4位と存在感を示した。「ボギー先行で苦しいラウンドでした」と優勝には手が届かなかったが、「気持ちだけは折れないように」最後まであきらめないでプレーした。APGCシニアでは初めてのリンクスコースに「最初はどうプレーしていいか、わからなかったが、向こうの選手が低い球で攻め、転がして」攻めるのを見て、自分も同じようにプレーしたところ、優勝につながった。すぐさま環境に順応できる適応力はさすがだ。「来年のAPGCシニアに出れるように頑張ります」と、こちらも亀井と同様だ。
来年のAPGCシニアでの2人の活躍を期待したい。
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