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競技報告
【プレッシャーを跳ね除けて有言実行した塩田の強さ】
第2日 競技報告:JGA 写真:JGA
2013年大会を制している塩田美樹子。その時は初出場で、何もわからずただ夢中でゴルフをしていたら、結果的に優勝できてしまった。そんな感覚があったという。
「後続と何打差あっても緊張するものだなと改めて思いました。今朝はいつもよりも目覚めも早かったですね。でも、スタートして2ホール目のパー5で3打目をオーバーさせてしまったんですが、アプローチがチップインでバーディが獲れたんです。そこで今日はいけるかなと思いました。とにかく最初の3ホールを大事にしようと思っていたので、次のホールもパーを獲れてからは、このままの流れでいければと落ち着いてプレーすることができました」。

完全に流れを掴んだ塩田
だったが、後半に入ると12番ホールで12ヤードのパットを今大会初の3パットをしてしまう。「心の中であれ?と動揺したことは間違いありません」と振り返る塩田。次のパー3もボギーにしてしまい、このあたりはさすがに焦りが出たという。その証拠に次の14番ホールではダブルボギーを叩いてしまう。3ホールで4つスコアを落とした塩田だが、それでも胸中は「焦りはありましたが、良い時も悪い時もやっぱりリズムが大事だなと思い、何とか終盤は我慢することができました」と一つのことに集中することで落ち着きを取り戻していく。これは、2013年大会優勝で得た経験だろう。

そして、本年大会での経験がさらにゴルフのレベルを上げてくれることは間違いない。次なる目標は3度目の優勝と言い切る塩田。「ゴルフができる限りはこの大会に出場し続けたいです」。来年は連覇に期待が高まる。

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