今平周吾、C・キムの2人は、宮里優作、小林伸太郎、アダム・ブランド、任 成宰の計6人によるプレーオフ1ホール目でパーセーブして勝ち上がった。今平はプレーオフが行われた18番ホールは「難しいので、バーディはない。パーを続けていこう」と思っていた。案の定、他の4人はそろってボギーを叩き、勝ちあがることができた。全米オープンは初出場。「全英オープンは下が硬くて風が強いイメージがあるが、全米オープンはいろんな雰囲気のコースでやっているイメージ」がある。今回の本選の会場は全米オープン初開催のエリンヒルズ(ウィスコンシン州)。リンクス風のコースで、木がない代わりに深いブッシュ、うねったフェアウェイやマウン
ド、バンカー、アンジュレーションのあるグリーンがプレーヤーを待ち構える。
今平は前日まで行われていた関西オープンでツアー初優勝を挙げ、その勢いのままこの最終予選を通過した感じだ。朝早いスタートだったため、優勝のお祝いをすることもなく、会場近くのホテルへ移動し、早々に寝た。しかし、今日はゆっくりとお祝いができる。優勝と全米オープン出場の2重の喜びで倍増だ。
もう一人、チャン・キムも全米オープン初出場だが、そもそもメジャーに出場することが初めてだ。「これまでどのメジャーにも出たことがなかったので、とてもうれしいし、エキサイティング。本選では何とか予選を通って、週末までプレーしたいと思う。自分にとってもこれは大きな経験になる」とこちらも喜びを隠せない。2人の本選での活躍を期待したい。
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