「全米女子オープンに絶対に出場したい」という強い気持ちを実現するために、先週の女子ツアー競技を欠場して、万全の体制で本最終予選に臨んだ森田遥。その思いは、通算8アンダーパーの首位タイ通過に結実した。キングコースをプレーした第1ラウンドは連続ボギーフィニッシュで3アンダーパーの5位タイに「最後の2ホールの連続ボギーで落ち込んでしまった」と嫌な終わり方をしてしまったが、30分のインターバル後にスタートしたクインコースでの第2ラウンドで直ぐに取り戻すと、その後も順調にスコアを伸ばして67をマークしてみせた。「正直、きつかったです。残り5ホールは、本当にきつかった」と疲労は見えたものの「今日はダブルボギーを叩かなかった。終始安定したプレーが出来た」と答える笑顔が、その疲れも心地よいものにしてくれているのを感じさせる。
ここ数試合はドライバーに安定性を欠いていたが、「ドライバーを変えました。重心の位置を後ろに変えて。それで、すごく大人しいボールになりました」と、この最終予選に向けて万全の準備をしてきた。
全米女子オープンは2年前に続いて2度目の出場に、「全米女子オープンは自分の中でも格別なもの。雰囲気も違うし、モチベーションが上がります。身体もそうですが、2年前とはドライバーショットの飛距離、アイアンの精度も確実に違う。前よりも戦える自信があります」と、今から憧れの舞台に思いを馳せる。
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