最終ラウンドを5オーバーパーの首位タイで迎えた中岡由枝。8度目の優勝を狙う三木逸子との最終組でどのような戦いが展開されるかと注目が高まった。
「優勝することができて嬉しいです。昨日よりは落ち着いてプレーができたんですが、とにかく何が起こっても最後まで諦めずにプレーしようということを心掛けて、平常心でプレーするようにしていました」。
前半を終えた時点では三木とは4打差。同組の篠塚美幸、金井佳代とも4ストローク差がついていた。この差に余裕を持つことなく淡々とプレーをしていた中岡だったが、最終ホールはやはりプレッシャーなのか突如体が動かなくなった。「今まで経験したことがないですね。ああいう感じは
。池に入れないようとわかっていながら入れてしまって最終ホールは7を叩いてしまいました」。
ただ、それまでの貯金がものをいい2年ぶりの大会制覇を果たすことができた。
2016年大会以来の2度目の優勝には特別な思いがある。連覇を狙った昨年大会は兵庫県の加古川ゴルフ倶楽部で行われ、地元ということもあり優勝を狙っていた。そんな気持ちが裏目に出て、連覇を果たすことはできなかった。
「連覇ってそんなに簡単ではないですね。三木さんがすごいと思います。来年は平常心で頑張りたいと思います」これで連覇を狙う権利を得た中岡。来年はどのようなプレーを見せてくれるのか。今から期待が高まる。
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