高久みなみは、明秀学園日立高等学校 3年生で、すでにプロゴルファーになっている長女のあずさ、現在東北福祉大ゴルフ部の4年生の次女ゆうな、と3姉妹の一番下の三女だ。ゴルフの練習に取り組む姉たちの背中を見ながら、自分も練習に励んできた。過去には本選手権に3姉妹揃って出場した経験もある。今年は関東女子ゴルフ選手権3位タイの成績で本大会の出場権を手にした。このあと先週の関東高等学校ゴルフ選手権夏季大会にも出場し、チームに貢献するもパットに不安を抱えていた。「ストロークに不安があって」そこで思い切って、本大会前にパターを変えてみた。すると「ストロークが良くなり」見違えるようにパットが良くなった。
この日は出だしの1番ホールでボギーを叩いたものの、4番ホールで5メートル、6番1メートル、7番5メートルと次々にバーディパットを決めて行った。ハーフターンした後も15番ホールではグリーン奥のカラーから、そのパターを使って4メートルを沈め、バーディとした。続く16番でボギーを叩いたのはご愛嬌だが、4バーディ、2ボギーの2アンダー70で回り、首位と1打差の2位タイの好位置につけた。「パターを変えてよかった。ショットは自分としてよかった方」なので、まずまずの好結果だ。
それでも「気を緩めずに頑張っていきたい」と気を引き締めた。姉のゆうなは、東北女子アマチュアゴルフ選手権で13位タイと日本女子アマの出場を逃した。その姉の悔しさの分も
妹のみなみが晴らす。
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