西村優菜にとって、これが初の3週連続での試合。先週は、トヨタジュニアに出場していた。安田祐香、古江彩佳とチームを組んだ西村は団体戦で日本に3年ぶりの優勝をもたらし、個人戦でもトップの安田らに1打差の3位と大活躍した。試合は金曜日に終わり、その足で本選手権が行われる埼玉県の嵐山カントリークラブ近くのホテルに入った。土曜日に練習ラウンドをこなし、日曜日は練習場でボール打ちだけにして月曜日がまた練習ラウンド。ハードスケジュールである。それでも、大会第1ラウンドには、しっかりスコアをまとめてみせた。
「疲れはあると思いますけど、ゴルフに影響するほどじゃありません。それよりも、練習ラウンドで“わっ、難
しい!”と感じさせられました。ショットの精度が求められるんですよね。だから、無理にピンを攻めないというか、狙っていかないホールを決めて臨むことにしました。それが、うまくいっていたと思います。ええ、上りの2ホールを除けば…ですけど」。
4アンダーパーまでスコアを伸ばして迎えた8番ホールをボギーにした後、9番ではグリーンをはずし、難しいアプローチショットを奥まで突っ込みすぎてパーパットを決めきれなかった。西村は、これを「もったいないボギーだった」と悔やんだ。そして、それを明日以降の教訓にしたいと言った。
「今週は難しいコースなので、第一にティーショットをフェアウェイに置いておくこと。そこから攻めすぎずに手堅くプレーすることが大事です」
しっかりと自分にも言い聞かせていた。
|