5月の関西オープンでアマチュアながらあわや優勝、というところまでいった東北福祉大学3年の久保田皓也が4アンダーパー68をマークし、首位と1打差の2位タイにつけた。
1番ホールからスタートして、2、4、8、9番とバーディを奪い、前半だけで4アンダーパーで折り返した。この1年、自分に合うドライバーがなく苦しんでいたが、先週新しいドライバーを「構えていいな」と思って、変えてみた。「フィットして、感覚よく試合に臨めているので自信」を持っている。打ったボールが吹き上がらず「想定内のミスで収まる」ため、「リラックスした状態で1日回れている」。
この日は後半11番で第2打をグリーン左に外して、ア
プローチを1メートルに寄せたものの、このパーパットを外し、ボギー。さらに13番では5メートルから3パットしてしまい、ボギーと「2つ続いてしまい悪い流れになってしまったが、まだパー5が2ホールあったので、そこで取り返そう」と集中を切らさなかった。その言葉通り、15番と18番でバーディを奪い、4アンダーパーでホールアウトした。
「1回3パットがあったけど、高麗グリーンでは1メートルはシビアな距離。しっかり芝目を読んで1、2メートルを外さないように」と高麗グリーンへの対応策もできている。
関西オープンでは並み居るプロを差し置いて第3ラウンドに単独首位に立ち、最終ラウンドも前半試合をリードしていた。残念ながら後半はスコアを落とし、4位タイに終わったが彼にとってはいい経験になった。「学んだことは、プロの試合のセッティングで一打一打の大事さ。その一打が次のホールにも」影響を与えること。その分「一打一打集中力を切らさないように意識して」回るようにしている。
これまで関西アマチュアゴルフ選手権競技は2度優勝(2015,2018年)し、日本アマチュアゴルフ選手権は昨年の5位タイが最高順位だ。第1ラウンドを終えての好発進に自ら「楽しみです」と自信にあふれている。関西オープンでの苦い経験が彼を一回り成長させている。
|