昨年男子12~14歳の部で優勝した久常涼が、部門またぎの連覇を狙ったが優勝した杉浦悠太に4打届かず、通算6アンダーパーで2位に終わった。この日は上位を追いかけるべく「先にバーディを獲りたい」と思っていたが、逆に4番ホールでボギーを叩いてしまう。さらに7番でもボギーを叩き、狙いとは裏腹にボギー先行の展開となってしまった。8番でこの日最初のバーディを獲るものの、続く9番でボギーを叩き「苦しい流れに」なってしまった。
その流れを変えたのが10番ホールのバーディだった。12、13番と連続バーディで勢いがつくと、17、18番でもまた連続バーディで、この日3アンダーパー67でホールアウトした。最終組
のスコア次第ではまだ望みがあったが、「後ろもスコアを伸ばしているみたい。プレーオフはない」とさばさばした表情だった。
今回のコースセッティングで「ラフが長く、それでもまだ打ちやすかったが、やはりフェアウェイキープができないと、これから大きな試合では結果がついてこない」とコースマネージメントの重要性を学んだ。この経験を糧に「またこの舞台に戻ってきたい」と来年への思いを強めた。優勝した杉浦が昨年2位に敗れた悔しさをばねに今年優勝したように、これからの1年で彼がどんな練習やトレーニングを積み、再び日本ジュニアでどんなプレーを披露してくれるのか、来年が楽しみだ。
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