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競技報告
【手が震えるほどの緊張を乗り越えて杉浦悠太が昨年のリベンジを果たす】
第3日 競技報告:JGA 写真:Gary Kobayashi
前日首位に立った杉浦悠太が、この日も5バーディ・2ボギーの3アンダーパー67とスコアを伸ばし、通算10アンダーパーで優勝した。昨年は最終ラウンドにスコアを落とし、1打差で2位になり「本当に悔しかった。優勝出来て嬉しい」と見事にリベンジを果たした。

前半はさすがに「緊張してパットで手が震えた」と、思うようなゴルフができなかった。さらに「風が吹いてうまく対応できなかった」というコンディションにも苦しめられた。2番ホールで幸先よくバーディを獲ったものの、3番でティーショットを左の林に曲げ、2打目を木に当てるミスでボギー。さらに5番ホールでもティーショットを左に曲げ、今度はさすがにグリーンを狙う
ことはできず、2打目は林から出すだけで2つの目のボギーとしてしまう。彼にとっては一番苦しい時だった。そんな時に救ってくれたのがパットだった。「3日間で一番良く入った。思うように打てていて、ラインも読めていた」と4メートルくらいのパーパットを決めるなどして、しのいだ。すると9番ホールで5メートルのバーディパットを沈めた。これで息を吹き返した。後半に入って13、15、16番とバーディを奪い、勝負を決めた。一緒に回った中島啓太が「パットが良く入っていた」と認めるほどのパッティングのうまさだった。

終わってみれば2位の久常涼に4打差をつける完勝だった。昨年の経験を活かし、飛距離アップに取り組み、体重を増やし、パットの練習を積み重ねてきた努力が見事に実った。次の目標は、と聞かれると「来年も日本ジュニアで優勝すること」と早くも連覇に意欲を見せた。
まだ高校2年生だけに今後はもっと成長して、日本を代表するプレーヤーになってもらいたい。

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