第1ラウンドから首位を走る吉沢己咲がこの日は2バーディ・3ボギー・2ダブルボギーの5オーバーパー75とスコアを落としたものの、通算2オーバーパーで2位に3打差をつけて完全優勝を遂げた。
正午時点で平均6.2mの風が吹き、各選手ともスコアメイクに苦しんだ。吉沢も16番(パー3)のティーショットでは左から右に吹く風に乗ってしまい、ボールを右の池に入れてしまい、この日2つ目のダブルボギーを叩いてしまった。しかし、ほかの選手もスコアを伸ばすどころか落としてしまい、吉沢を助けた。
優勝は「意識していなかった。何も考えていなかった。アンダーパーで回ろうと考えていた」と淡々とした表情で話した。ひ
ょうひょうとした様子は、彼独特の雰囲気を醸し出す。優勝の嬉しさよりも最終ラウンドのスコアが悪かったことに納得がいっていないようだった。中学2年生の彼は、これからまだいくらでもいろいろな経験を積んでいくことだろう。その一つ一つが彼にとって地となり肉となり、成長を遂げていく。13歳の彼のさらなる飛躍を期待したい。
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