政田夢乃が2バーディ、2ボギーのパープレー71で回り、通算5アンダーで吉田優利と並んで首位に立った。10番ホールからスタートし、「前半はパットが入らず」耐える展開だった。14番で「1メートルもないパットを外して」ボギーにしても「怒ったり、感情を表さないようにして」平静を保った。前半を1オーバーパー36で回った後、1番でバーディを奪い、スコアを獲り戻す。だが、4番(パー3)ではティーショットを左手前のバンカーに入れ、そこから2メートルに寄せるもそれを外してしまった。この日は本人が「パットが全然入らなかった」、「パットが入らなかったので、スコアを伸ばせなかった」と繰り返し言うほど、パットに苦しんだ
。原因は「ストロークではなく、ラインの読みがわからなかった」と霞ヶ関カンツリー倶楽部のグリーンに悩まされた。
救われたのは6番ホールだった。一緒に回る前日首位の幸田彩里が先に下りのパットを打ってショートしたのを見て、「結構打っても平気なんだ」と思って強めに打ったところ、入ってバーディとした。これで再びスコアをイーブンパーに戻し、そのままホールアウトした。「最低でもパープレーで回りたいと思っていたので、何とか6番ホールでバーディが獲れてよかった」という値千金のバーディパットだった。
「優勝したい」気持ちは強いが、「相手を意識過ぎないように本来の自分らしいプレーで、アンダーパーで回れたらいい」と最終ラウンド、自身初の「日本」タイトルに挑む。
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