優勝候補の一人として目されているディフェンディングチャンピオンの小西瑞穂は、1バーディ・4ボギー・1ダブルボギーの5オーバーパー77と乱れ、首位と7打差の第1ラウンドを終わって23位タイと出遅れた。「ショットが曲がって、フェアウェイに2回しか行かなかった」とフェアウェイをキープすることができず、スコアメイクに苦しんだ。最終18番ホールではダブルボギーを叩いてフィニッシュし、思わず悔し涙を流した。
今年の会場である飯能ゴルフクラブでは、昨年関東女子学生ゴルフ選手権が行われており、その時には小西が河本結とのプレーオフの末、優勝している。彼女にとっては、いわば相性のいいコースだ。連覇がかかっていた今年の関東女子学生では、プレーオフの末に星川ひなのに敗れている。その悔しさもあり、日本女子学生連覇にはより一層の強い気持ちがあっただけに、第1ラウンドのスコアに対しては不甲斐ない思いが込み上げてきてしまったものか…。
それでもまだ第1ラウンドが終わっただけだ。第2ラウンドのプレー次第では、まだわからない。気持ちを切り替えて臨めるかが、第2ラウンドのカギとなるだろう。ちなみに首位には同じ大学の先輩で今年は主将を務める、高久ゆうなが立っている。先輩の背中を追うことができるか、正念場だ。
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