高久ゆうなが「ショットがバラバラ」ながらも4バーディ・1ダブルボギーの2アンダーパー70で回り、第1ラウンドを終わって首位に立った。今シーズンは腰痛にも悩まされ「無理せずにやろうと、力が抜けて」プレーしたのが良かったのか、4番4~5メートル、12番6メートル、14番1メートルのバーディパットを決め、スコアを3アンダーパーまで伸ばした。このまま終われれば、言うことはない出来だったが16番ホールで「風の計算をミスして」5番アイアンで打ったショットは、グリーンの奥へ。「木が邪魔をして」アプローチは低く出して打ったところ、強すぎてグリーンを再びオーバー。3打目でグリーンに乗せて2パットのダブルボギーとなってしまった。「もったいなかった」と悔やむが、続く17番ホールで10メートルのバーディパットが入って、結局2アンダーパーでホールアウトした。
ショットの不調は、主に右に曲がるものが多く、8月7~9日に行われた関東女子学生ゴルフ選手権では「悩んでいた」。とはいうものの、そのときの成績は5位タイと決してそんなには悪くない。その後も調子は「戻ってきたり、また悪くなったりで不安」を抱えたまま、この大会に臨んだ。調子が思うように上がらなかった分「自分に期待できないので一打一打落ち着いてやっていたら、このスコアにつながった」という。
本選手権には大学1年と2年の時に出場しており、2015年が11位タイ、2016年は7位タイという成績を残している。特に2015年大会のときには第1ラウンドでただ一人アンダーパーで回り、首位に立った。第2ラウンドで2位タイに後退するも最終ラウンドは最終組でプレーした。残念ながらこのときは79を叩き、11位タイに終わったが「同じ過ちは繰り返したくはない」ところだ。その時の経験を糧に、今年こそリベンジを果たしたい。
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