前半の9ホールで3アンダーパー33をマークした小山明彦。後半は3つのボギーを叩いたものの、トップと1打差の2位は絶好のポジションと言える。
グリーンに苦戦する選手が多い中で、小山が大事にしたのはティーショット。フェアウェイキープを最優先し、この日は4つのパー5を含めても5ホールくらいでしかドライバーを使っていないと言う。
「今日はほとんどフェアウェイを外していないですね。結構飛距離が出る方なので3番ウッドやユーティリティで十分なホールが結構あるんです」。今年初出場の小山。飛距離が出るというメリットを正確性に変換して、明日は逆転で優勝を狙う。
また、昨年のチャンピオン田村敏明は2打差か
らの逆転を狙う。
「自分の中では良かったと思います。ここの高麗はそんなにバリバリしている感じはないので、ベント風な雰囲気では打てていると思います。ただ、ゴルフの状態が非常に良くなくて。ショットというか体の動きというか、パッとしないんです。ミスが出ているわけではないんですけど、振っている感じがしっくりこないんです。だから無理をせずに明日もやりたいですね」2週間前にチーム優勝を飾った「アジアパシフィックシニアアマチュア選手権」から先週の「日本シニアゴルフ選手権」、そして今週の「日本ミッドシニアゴルフ選手権」と連戦で疲れも溜まっていることだろうが、今大会が田村にとっての今年最後の試合。明日の最終ラウンドは最後の気力を振り絞って連覇を狙う。
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