2018年度(第25回)日本ミッドシニアゴルフ選手権」の最終ラウンドは2日、熊本県菊池郡の熊本空港カントリークラブで開催された。前日に続き快晴で最高のゴルフ日和となった。秋らしい爽やかな気候に包まれながら、ミッドシニア日本一の座が争われた。
優勝したのは中村幸造。首位と2打差の1オーバーパーの3位タイからスタートし、この日は3オーバーパー75でホールアウト。通算4オーバーパーで首位スタートの井端和生と並び、勝負の行方はプレーオフに持ち込まれた。
17番(パー4)、18番(パー5)の繰り返しで行われたプレーオフは1ホール目、2ホール目と互いにパーセーブし引き分け。3ホール目に突入した17
番ホールで、中村がバンカーからパーをセーブしたのに対して、井端はアプローチを寄せきれずにボギー。ここで勝負が決した。
3ホールに及ぶプレーオフを制して念願の日本タイトルを手にした中村は、1994年、1995年、1997年には「日本アマチュアゴルフ選手権」に出場、2010年と2017年には「日本シニアゴルフ選手権」に出場するなどの実力を持ちながら、日本一のタイトルを目指すために63歳の時に照準を「日本ミッドシニアゴルフ選手権」で勝つことに合わせた。そして、約2年がかりでようやく思い通りの球を打てるようになり、悲願の優勝を手にすることができた。次なる目標は明言しなかった中村だが、来年は連覇への期待が大いに高まる。
なお、連覇を狙った田村敏明は、スタートホールでバーディを奪い好調なスタートを切ったものの、やはり前日に話していたショットへの違和感が出て、もうひとつリズムに乗り切れなかった。少しずつゴルフが噛み合わず、この日は5オーバーパーの77。通算6オーバーパーの4位タイに終わった。
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