2018年度(第40回)日本シニアゴルフ選手権第1ラウンドは、55歳以上のアマチュアゴルファー129人が出場して、熊本県菊池市のくまもと中央カントリークラブ(6,780ヤード パー72)で行われた。濃霧のため定刻より1時間遅れてスタートしたが、その後急速に霧は晴れて、プレーは順調に進行して無事競技を終えた。中辻厚雄が5バーディ・2ボギーの3アンダーパー69をマークして、単独首位に立った。1打差の2アンダーパー70の2位タイに久保木典美、木田正彦、金岡治久、小林敏明の4人が並んでいる。
大会連覇を狙う和田博は2オーバーパー74で13位タイ、前週アジアパシフィックシニアアマチュアチーム選手権で日本チームの優勝に貢献し、個人成績でも2位に入った杉山稔は3オーバーパー75で28位タイのスタートとなった。
第1ラウンドからホールロケーションが厳しく、各選手のスコアが伸び悩む中、中辻は一人スコアを伸ばした。10番ホールからのスタートでいきなり7~8メートルのパットを沈め、バーディ発進。11番はボギーとしたものの、15番でバーディ、ハーフターンして1、3番とバーディを奪う。しかし、後半に入るとティーショットが右に曲がり始めた。5番でボギー。最終9番ホールこそ7メートルのバーディパットが入って、3アンダーパーでホールアウトしたものの、ショットには不安を残した。
「パットが入っています。この難しいグリーンで今日はスリーパットをしていない」とパッティングが好調だ。中辻は本選手権5回目の出場で、2014年には2位に入っている実績がある。決してフロックではない。「できすぎです」とは謙遜だ。この日はスタートが遅れたたためホールアウトは5時近くになっていた。それだけに夕暮れが迫り、終盤のティーショットを調整しに、練習場へ急いだ。調整がうまくできれば、第2ラウンドのプレーも視界良好になる。
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