久保木典美が本選手権4回目の挑戦で、第1ラウンドを2バーディ・ノーボギーの2アンダーパー70をマークして、首位と1打差の2位タイにつけた。「できすぎです」とノーボギーのゴルフを評した。この日、グリーンを外したのは4回だけで、いずれも「ボギーでもいいや」と思った状況でバンカーショットやアプローチが「いい感じによってくれて」パーをキープした。
「去年は予選を通れなかったので、今年は予選を通ろうと一生懸命に」プレーした。コースは「狭さは感じない。曲げなければ大丈夫。打ってはいけないところに打たなければ、なんとかなる。ピン手前、手前に狙っていったが、奥に行っちゃったところもあった」という。
本選手権にはこれまで3回出場していて、ベストの成績は2014年の11位タイ。「だいたい第1ラウンドがいい時は第2ラウンドがダメになっていくんだよね。ヘンなことを考えないで、淡々とやりたい」という。10位以内に入れば、来年の出場権が得られる。目標を「予選通過」から「10位以内」に切り替えた。ここまで書いてきて、ふと「ヘンなこと」を意識させてしまったのではないかと、ちょっと申し訳ない気がしてきた。どうか鳥越苦労に終わりますように…。
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