庄司由はこの日、4バーディ・4ボギー・1ダブルボギーの2オーバーパー74としたが、首位とは3打差の6位タイと上位につけた。「このコースは難しいし、ホールロケーションも厳しかった。パー75と思っていた」ので74というスコアは「最高」だった。寒かったうえ、練習ラウンドのときより西寄りの風に変わったため、「練習ラウンドではフォローの風が吹いていた距離の長いホールがアゲインストの風に」変わっていたため、苦戦を強いられた。それでも「池に入れた9番ホール以外はいい感じだった」と自分のプレーに手ごたえを感じていた。
ひとつ不安材料があるとすれば、腰ぐらいか。「寒かったこともあるが、たぶん緊張していて筋肉が痛む」と腰を押える。「マッサージをしても気休め」程度だそうだ。
彼にはそれを克服できる実績がある。2016年大会で初優勝。昨年は大会史上2人目の連覇を狙ったが、優勝した井上貴弘とは4打差の4位タイに終わり「悔しい思いをした」。今年はそのリベンジを狙うが、気負いすぎても結果が良くないことは多い。「一打一打集中して、その結果が良ければ」とひそかに爪を研ぐ。
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