日本女子ミッドアマチュアゴルフ選手権の最終ラウンド、トップの河北さやかと1打差の2位でスタートした山本純子。スタートホールを共にボギーとした直後、山本が3連続バーディを奪い首位に躍り出た。「ちょっと行けるかなと思ったけど、甘くなかったね」と、その後6番ホールでボギーを叩き、再び追いかける立場に転じてしまった。
この日は5バーディ・5ボギー・1ダブルボギーと出入りの激しいゴルフとなってしまった。
「やっぱり河北さんは上手でした。途中並んだりもしたので、本当に楽しいラウンドができました」と悔しい表情を見せるも、勝者を称えた山本。
日を追うごとにグリーンスピードが増していく難関コースの
富里ゴルフ倶楽部。この日はゴルフ場に掲示されているグリーンコンディションの数値が15フィートを越え、最後まで選手たちを苦しめたことは言うまでもない。
この2日間を振り返り「すごいコースでしたね。このセッティングはなかなか女子の試合ではないですよね。疲れました…」となかなかスコアを伸ばせないプレーだっただけに、本音もこぼれた。
山本も本選手権の歴代優勝者の一人。2015年の初優勝時は、首位に3打差の5位から見事逆転で初の日本タイトルを手にした。昨年こそ優勝争いとはいかなかったものの、連覇を狙った2016年に2位と本選手権では抜群の安定感を見せている。
2度目の日本タイトルに向け、さらなる山本の活躍に期待がかかる。
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