2011年度日本女子ミッドアマチュアゴルフ選手権のチャンピオンが再び自らの名を歴史に刻んだ。第1ラウンドを2オーバーパーで首位に立った河北さやか。最終ラウンドのこの日は、スタートホールで3パットのボギー発進となってしまった。
追いかける山本純子が2番ホールから3連続バーディを奪い、一時は首位の座を明け渡す展開に。6番ホールでバーディを奪うと、山本がこのホールでボギーとして、再び首位に立った。「途中逆転された時は、しょうがないかな…と思っていました。コースが難しいので自分のゴルフに精一杯だった」と優勝争いへの駆け引きよりも自分のゴルフに集中していたと話す。
最終ラウンドのホールロケー
ションも決して簡単な位置にはなかった。スコアを伸ばすためにも攻めのゴルフに転じたいものの、ショットが思うようにいかない。「アイアンショットがあまり良くなくて。グリーンが速いのに、ホールロケーションも難しいところが多かったです」と苦戦を強いられた。
この日の内容は3バーディ・1ボギー・2ダブルボギーと思うようなプレーができなかった。「2つのダブルボギーは、グリーンオーバーしたらバンカーではない砂の上にあって、寄らず入らず。もう1つは奥のバンカーからグリーンを越えてしまい寄らず入らずでした」と優勝への道のりは決して楽なものではなかった。
プレー中は自分自身の順位を知ることができないため、優勝したことに気付いたのはホールアウト後の仲間の祝福だったという。「全然わからなかったです。マーカー以外のスコアも数えていた訳ではないですし。みんなに”おめでとう”と声を掛けられたので、そうなのかな?と」。
2011年に引き続き2度目の日本タイトル戴冠について「本当に運が良かったんだと思います。前回もそうですが、結婚して子供もいる中での競技への参加ですから、両親そして主人のサポートに感謝しています」と笑顔で家族への感謝を口にした。
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