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競技報告
【西村と吉田は、スコアを伸ばしきれず消化不良のラウンドに終わる】
第2日 競技報告:JGA 写真:JGA
左膝に痛みが出ている中でも、持ち前の安定かな触れるプレーでチームに貢献している西村優菜。この日は、1番でバーディスタート決めるなど前半で1つスコアを伸ばしたものの、後半パッティングの調子を崩して13番でボギー、14番(パー3)で3パットのミスか連続ボギーを喫するなど4バーディ・3ボギーの1アンダーパーでスコアを伸ばしきれない悔しさの残るラウンドとなった。「いいところにつけているのにパッティングが決まらなくて、後半に入ると”なんで入らいないんだろう”と考えすぎてしまった」と、視線を落とす。それでも、「今日はパットの距離感が合わなかったけれど、ラウンド後の練習で右手だけで素振りをしてから打つルーティンを試したら、イメージが作れました」と復調のきっかけは掴んだよう。懸念される左膝も「ウォーミングアップで体を上手に温めて、良い状態でスタートに入れれば」と、ムービングデーに向けて準備を怠らない。「明日は難しいコースでのプレーですが、第1ラウンドのように流れが悪くても途中で切り替えて、後半にはスコアを伸ばせるように。ティーショットが大事になるコースなので、ターゲットを絞ってプレーしたい」と、巻き返しを誓った。

一方の吉田優利はスタートでつまずいてしまった。グリーン手前からのアプローチが花道の傾斜を登りきらず、自分のキャディバッグに当たってしまうまさかの出来事でペナルティを喫し、ダブルボギーのスタート。第2ラウンドは午前中のスタートで満足なウォーミングアップが出来なかったのか「出だしでバタバタしてしまって。心と身体の準備がしっかり出来ずにスタートしてしまいました」と振り返るが、「ダブルボギーを打つこと自体は、4日間で考えたらそこまで気にすることではないと考えを整理して、その後は普段どおりのプレーを心がけました」と2番でバウンスバックを決めると、3番ボギーのあとに再び4番でバーディを奪う粘りのプレーを続ける。後半も11番のバーディの後に14番から連続ボギーで一時は2オーバーパーまでスコアを落としてしまったが、上がり2ホールを連続バーディで締めて見せて、今年の日本女子アマと日本ジュニアのダブルタイトル保持者の底力を見せてくれた。明日は、「ティーショットでしっかりと風を見て、クラブ選択、戦略の決断をしていきたい」この2日間、苦しいプレーが続いた吉田。明日こそは、ナショナルチャンピオンとしての意地を見せて、チームトップのスコアを叩き出したいところだ。

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