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競技報告
【清水大成は18番でまさかのトリプルボギーも首位と2打差に】
第2日 競技報告:三田村昌鳳 写真:Y. Watanabe
清水大成は、いま日本大学のゴルフ部で3年生。桂川有人、木村太一と同級生だ。「寮では、3人同部屋で、ほんと仲がよくて楽しいんですよ」と言った。ちゃんと調べると、寮は2人1部屋なのだけれど、彼らにとっては、3人1部屋気分で寮生活もクラブ活動も満喫しているようだ。
もっとも、ゲームになれば、良きライバル。このところの日大ゴルフ部の活躍の源は、この3人の存在感になるのかも知れない。
第1ラウンド、木村太一は7アンダーパー。そして第2ラウンドは、午前組の清水が、2アンダーパーでプレーして通算5アンダーパーで上位に食い込んできた。まるで令和元年の切磋琢磨か。
清水は、一昨年の日本学生に優勝し、昨年は
世界学生選手権で個人5位(団体優勝)となっている。175センチでドライバーの平均飛距離が300ヤードという飛ばし屋である。
「高校2年のときから、練習用のバットを買って素振りを始めたんです。それを続けていたら、飛ぶようになりました」と言う。さらに進学してトレーニングやコーチのアドバイスで、グイグイ伸びてきている選手だ。

前半は、4バーディ・1ボギーの32で折り返し、後半も17番まで3バーディ・1ボギーと5アンダーパーペースでやってきた18番。なんとパー5でバーディを計算できるホールで「8」のトリプルボギーを叩いてしまった。結局、2アンダーパー69で、通算5アンダーパーとなった。
「こんな経験は、初めてです。第1打を左の林にいれて、出すだけの状態。それがシャンクして、今度は右の林……乗らず、寄らず、入らず……」と、目の前が真っ白。頭は、呆然。正気を失ってしまったという。
「とりあえず横に出すという基本が、なぜかその場面で浮かんでこなかったんです。それよりも、グリーンに近づけなければ、という気持ちが強くあったのかも}と言った。
「でも」と清水は言った。「ミドルパットもよかったですし、ピンチのパーパットも決まってくれていましたから。気持ちを切り替えて明日からやります」というプラス思考も持ち合わせている。ピンチのパーパットは、特に15、16番だった。2.5メートル。そして7メートルを沈めてのパーだった。
清水は、昨年の本選手権で「もともと切り替えが下手だったんです。それが大学へ入って、仲間や先輩、コーチのアドバイスでだいぶ良くなったんです」と語っていた。それはゴルフ部生活の厳しさの中にも楽しさがあるからだろう。

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