10番からスタートした桂川有人は、11番(パー5)でいきなりイーグルを奪取した。ところが12番でボギー。さらに18番でもボギーと、その貯金を9ホールで使い果たした。「ショットの調子が良くないんです。とくにドライバーショットです。球筋をフェード系からストレート系に変えたくて、いま取り組んでいるのですが、それが収まらないんです。ですから、左へのミスもあれば右にもでちゃう。フェアウェイからのショットにしても、なかなかピンに絡んでくれなくてチャンスが掴みづらかったですね」と語る。それも、ここに入って顕著にミスがでてきたという。
それでも底力はある。後半折返しの3、4、5番と連続バーディをもぎとった。
3番(パー5)では、第2打、残り192ヤードを5メートルにつけ2パットのバーディ。4番は、10メートル、5番は、2.5メートルを沈めてのバーディだった。
この日68。通算5アンダーパーで、清水、中島、蝉川泰果と並ぶ5位タイだ。
日大ゴルフ部の仲良し3人組(木村太一、清水、桂川)のひとり。「夢は、その3人で最終ラウンド最終組で回ること」と言っていた。第2ラウンドを終えて、木村が2打差の通算7アンダーパーで首位タイとリードしているが、第3ラウンドの結果次第では、夢が現実になるかもしれない。
「僕たち、寮では2人部屋を3人で寝ているんですよ。2段ベッドとエキストラベッドを入れて。お互い気を使わない間柄で、それぞれやりたいことをやっていて、いざというときは、3人まとまるという感じです」と嬉しそうに語った。
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