1番から12番まで、ずっとパープレーのゴルフが続いた清水大成。もちろん、スコアカード通りのゴルフの中にも、ピンチやチャンスを逃した足跡がある。1番(パー4)。フェアウェイから打った第2打が、クラブヘッドについた雨粒の影響もあったのかフライヤーしてグリーンの奥に外れた。そこから深いラフ。それを2メートルに寄せてのナイスパーだった。3番(パー5)はバーディ、イーグルが狙えるホール。そこでも、2メートルほどの下りのフックラインを入れてのパー。「6,7、8番は、逆にバーディチャンスだったんですよ。それも2メートル以内ばかりで。それも外してのパーでした」と言う。清水は、折り返しの10番へ向かうときに「そ
のうち入るだろう。焦ってボギーにするよりも、いい」と自分に言い聞かせた。
そのうち、が、ようやく来たのが13番だった。377ヤードのパー4。第1打を3番ウッドで打って、残り80ヤード。ピン奥に5メートルにパーオン。それを入れてのバーディだった。さらに17番(パー3)では、170ヤードを8番アイアンでピンまで4メートルほどにつけた。それを入れてのバーディだった。
今日は、最終組の1組前。日本大学仲良し3人組の1人、桂川有人と同組だった。「やっぱり練習ラウンド以上のショットの精度、2メートルのパーパットをちゃんと入れてくるところがすごいですね。いい刺激になりました」と語った。
明日は、首位で最終組となる。同組には、やはり日本大学仲良しトリオの1人、木村太一と同組だ。「勝ちたいですねぇ」と素直に、笑顔で語った。「ホントは、3人で同組で優勝争いというのが目標だったんですけど、でも、楽しみです」と言った。
木村とは1打リードで、そして桂川有人とは、4打リードで迎える最終ラウンド。果たして、この仲良しトリオの誰の笑顔が見られるだろうか。
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