久常涼(岡山県作陽高校2年)が前半をパープレーでターンし、後半17、18番で連続バーディを奪い、2アンダーパー69で回り、通算3アンダーパーで首位と1打差の3位タイにつけた。2番ホールでバーディを獲り、幸先のいいスタートを切ったが、そのあとバーディが続かなかった。それでも「連続バーディで、いい上がりでよかった」とまずまずのプレーだった。
久常は、本選手権では2017年に男子12歳~14歳の部で優勝、高校に進学した昨年は男子15歳~17歳の部で2位だった。毎年優勝争いに名を連ねる実力者だ。今回は「セーフティなゴルフを心掛けていて、それがいいスコアにつながっている」と来年はオリンピックの開催
を控える霞ヶ関カンツリー倶楽部・東コースを無理には攻めていかない。
明日も最終組でプレーするが「風が吹いたとしても、あわてないように神経を使って安全にパーを続けて、ボギーを叩かない」ゴルフを展開する予定だ。その結果「優勝争いができればいい」と考えている。
「自分たちにとってはすごく難しい」コースだが、来年世界のトッププロが同じ舞台、同じコンディションでプレーしたならば「2日間で2桁アンダーが出るのではないか」と予想する。また自分たちのゴルフと世界のトッププレーヤーとの「比較が楽しみ」という。本選手権は54ホール・ストロークプレーだが、どこまでスコアを伸ばすことができるか、その実力を見せてほしいところだ。
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