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競技報告
【自己ベスト大幅更新の67でトップに並んだ國分彩那は「パットが入りまくって、楽しかったです」】
第2日 競技報告:塩原義雄 写真:Y.Watanabe
7バーディ・1ボギー。風をものともせずに6アンダーパーの67という快スコアをマークしたのは好文学園女子高校の1年生だった。サスペンデッドとなった第1ラウンドの残りホールを消化してから第2ラウンドに臨むという変則スケジュールになったため、この日は午前3時過ぎに起床しなければならなかった。ストレッチをし、軽い食事をとってコース入りした。残りホールをプレーして第1ラウンドは1オーバーパーの74。「なんだか頭も体もシャキッとしませんでした」。10番からスタートとなった第2ラウンドも、いきなり3メートルのバーディチャンスを迎えながら、そこから3パットしてのボギーにしてしまった。

「さすがに“なにや
っているんだ、自分”と腹が立ちました。そしたら、なんかスイッチが入って、体も頭もしっかりと働くようになりました」。ということで、13番ホールからの快進撃となった。13番6メートル、14番3メートル。連続バーディの後、15番をパーとしたが、16番から5メートル、1メートル、5メートルと立て続けにパットを決めて3連続。さらに後半にターンしても4番(パー3)では10メートル、6番では1メートルとバーディパットを次々とカップに放り込んでいった。

10歳からゴルフを始め、これまでのベストスコアは3アンダーパーの69だという。第2ラウンドの6アンダーパー67は、大幅更新であった。「ゴルフを始めてから、こんなにパットが入りまくったことはありません。途中から楽しくなって、(第2ラウンドが)もっともっと続いてくれないかなぁ…なんて思いながらプレーしていました。はい、はっきり言って、できすぎです。最終ラウンドが、どうなるのか、ちょっと怖いです。疲れたので、早く帰って寝ますけど、一晩寝て起きたら、パッティングの感覚を忘れてしまった、なんてことにならないように祈ってから眠ります」。

夢を見るとすれば、またパットが入りまくり、ますます楽しくなるものであることを願いたい。

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