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競技報告
【首位奪取の蝉川は「日本アマの失敗を繰り返さないように」】
第2日 競技報告:JGA 写真:JGA
首位と1打差の2位タイからスタートした本選手権初出場の蝉川泰果。10番ホールからティーオフした第2ラウンドは、前半パッティングが決まらず我慢のゴルフを強いられた。11番で1メートル、15番で3メートル、16番で2メートルのチャンスにつけながらも、これが決まらず、8ホール目までスコアカード通りのプレー。しかし、18番(パー5)のバーディで、一気に流れが変わった。後半にターンして1番(パー5)では、残り210ヤードの2打目を4番アイアンでグリーン奥のエッジに運ぶと、このアプローチを直接決めてチップイン・イーグル。2、3番でもバーディを奪った蝉川は、4ホールで5つスコアを伸ばしてみせた。その後は7番(パー3)でこの日初ボギーを喫したが、9番をバーディフィニッシュ。この日は、1イーグル・4バーディ・1ボギーの67の5アンダーパーをマーク。通算13アンダーパーで単独首位に躍り出た。「今日はショットが切れていましたが、いかんせんパッティングが決められなくて。前半は、もどかしい展開でしたが、2、3番で8メートルぐらいのバーディパットが決まってくれたり」と、苦しんだ前半を凌いでの単独首位に笑顔が弾ける。
今年、強豪の東北福祉大学に進学し、本選手権初出場の蝉川。「大会前は、カットにならないようにと思っていて。自分のプレーができるようにとだけ考えていました」と、謙虚に語る。それが、第2ラウンドを終えて単独首位ともなれば、目標も上方修正したいところだ。だが、「この試合に出場して、上には上がいるって実感していて」と、初々しさも見せた。

その初々しさが消えたのは、7月の日本アマチュアゴルフ選手権の話になったとき。日本アマでは、第3ラウンドを終えて首位と1打差の2位につけながら、最終ラウンドで2つスコアを落とし、優勝の木村太一に6打差の9位タイに沈んだ。「あの時と同じ失敗だけはしたくない。日本アマでは、最終組で一緒にプレーした先輩たちが出だしからスコアを伸ばして。自分だけ取り残されてしまった感じで、ネガティブになってしまった。今回は、そのネガティブな面を出さないように、自分に自信を持ってプレーしています。これまでは、それが出来ている」と、力強い視線を見せた。
「残り2日、最後まで気を引き締めてプレーしたい」という言葉に、日本アマからの短い期間での蝉川の成長を感じさせる。

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