通算8オーバーパーの3位タイでフィニッシュした田村敏明(小千谷CC)。「残念でしたね」。2年ぶりの王座奪還はならなかった。とはいえ3年連続3度目の出場で2017年の優勝を含むトップ5を外した年はない、流石の実力者。「今日はショットがいまいちで、ピンに向かっていかなかったですね」と冷静に自己分析する田村だが、すでに目線は来年の本選手権に向いていた。「来年のシードを獲れたので、しっかりと筋力アップや体幹トレーニングで身体づくりをして、健康な体でリベンジしたいですね」。また来年はどんなゴルフを見せてくれるのか、期待したい。
また田村と同じく3位タイでフィニッシュした増田公男(神戸三田GC)は「
力ばっかり入ってしまってダメでした。優勝のことをばかりを意識してしまった」と日頃の練習の成果を出せなかったことを悔やんだ。結局“力み”が原因となり、パットも入らずバーディも1個も奪えず仕舞い。出だしの1番での4パットがそれを象徴しているかのようだ。そして耐えながら、凌ぎながらのプレーにはなったが、何とか79ストロークでホールアウト。無事に入賞を果たした。「3位タイという順位は日本ミッドシニアが2年目なので、まずまず満足しています」と安堵の表情を浮かべた。「シードが獲れたので、また来年も1番大事なこの試合に向けて、頑張って上位にいきたいと思います」。来年は“力み”なく、冷静に戦えれば初戴冠も夢ではない。
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