36歳の小原淳は、この日3バーディ・3ボギーのイーブンパー72で回り、単独首位に立った。前半は1アンダーパー35で回ったが、強い風が吹き「安心感はなく、よーしというのはなかった」と淡々とプレーしたのが良かったのかもしれない。後半も手堅く1ボギーに収めた。「出来すぎ。パットが良かった。5メートル前後のパットが3、4回入ってくれたのが大きい。ショットはそんなに良くなかったけれど、パットとアプローチが良かった。アプローチで、バンカーからもパーを拾えた」とショートゲームが冴えた。
開催コースの武蔵カントリークラブ・笹井コースは「大好き」という。「レイアウトがいいし、コースの景色もいい。クラブハウスはきれいだし、メンテナンスも行き届いている」と絶賛する。その好きだという感情が無意識のうちに好プレーを引き出しているのかもしれない。
「好きなコースなので3日間プレーしたい」というのが当初の目標だった。しかし、好スタートを切り、目標を大きく上方修正してもよさそうだ。
「僕は1日競技だといいんですけど、2日以上あると…」とスコアを落としがちだそうだ。「明日は明日。最終ラウンドにいい位置にいられるようにしたい」と自らの不安を払しょくするようなプレーを期待したい。
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