51歳の金子光規が5バーディ・5ボギーの72で回り、通算4オーバーパーで首位に並んだ。各選手がスコアメイクに苦しむ、この難コースで5バーディを奪った。「グリーンは傾斜もあるし、難しい。ピンの手前に止めることを意識した。上りのパットが残るようにした。グリーンを外してもアプローチとパットでなんとかパーを拾えた」と前半は37で回り、後半は3番バーディの後、4、5番と連続ボギーとしたが、6番(パー5)でバーディを奪い、8番では第2打をピッチングウェッジで打ち、3.5メートルにつけてバーディとした。これでこの日のスコアをパープレーに戻した。
今回の会場である武蔵カントリークラブ・笹井コースからほど近い日高カントリークラブで行われた今年の日本シニアオープンでは金子と水上晃男がローアマチュアを分け合った。くしくもその水上も首位に並んでいる。残念ながら最終ラウンドは水上がひとつ前の組で回るので、同組ではないが、水上は「前で回って、あいつまたバーディを獲ったぞ」と後ろの最終組にプレッシャーをかけたいという。金子は「明日になってみないとわからないよ」と平静だ。好対照だが、はたして2人の優勝争いになるのか。
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