実力者、水上晃男がこの日、3バーディ・3ボギーのイーブンパーの72で回り、通算4オーバーパーとして首位をとらえた。10番ホールからスタートし、11、13、15番と次々とバーディを奪っていった。17番で3パットのボギーを叩いたが、後半に回ってもチャンスはやってきた。ただし、4番では2メートルのバーディチャンスを外し、2つのパー5でもバーディを獲ることができなかった。そして、8番ではティーショットを右の林に曲げ、第2打は木の枝を抜けていったもののバンカーに入り、ボギー。9番(パー3)もティーショットをグリーン左に外し、アプローチは2メートルに寄せたものの、このパーパットを決めることができなかった。
上がり2ホールの連続ボギーは「惜しい」と悔しがるが、それでも首位タイだ。「パットがいい感じで入っている」と手ごたえもある。今年は日本シニアオープンのローアマチュアを獲得し、次は「ずっと欲しかったタイトル。一番とりたい」と本選手権での優勝を狙う。これまで、本選手権で何度も優勝争いを演じながら、そのたびに苦杯を喫し続けてきた水上。今年こそはという意気込みが感じられる今日のプレーぶりだった。
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