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競技報告
【男子が個人戦3位までを独占。日本チームスコア-2で首位に立つ】
第1日 競技報告:JGA 写真:JGA
桂川有人
米澤 蓮
久常 涼
中島啓太
「2019年ネイバーズトロフィーチーム選手権」は4月17日、宮崎県宮崎市のトム/ワトソンゴルフコースで第1ラウンドを行った。女子に続いてスタートした男子は、個人戦上位3位を日本チームがしめる好調なプレーで、チームスコア2アンダーパーとし、韓国に9打差をつける絶好のスタートを切った。

日本チームは、3番手を務めた桂川有人が前半1バーディ・4ボギーの39と苦戦したものの、14番(パー3)のティーショットを5番アイアンでピンを刺してバーディ。このホールで流れを掴むと、15番で3メートル、16番(パー5)も2オンしてバーディ。と3連続バーディを含む4バーディを奪取して個人戦首位タイの1アンダーパーでフィニッシュ。「初めての日本代表に古江が出るほど緊張して…前半のスコアには焦りました」と苦笑い。「後半、良いプレーが出来たので、明日は出だしでつまずかないようにして、このままの流れでいきたい」と明日のプレーに自信をのぞかせた。

桂川と首位を分け合ったのは、米澤蓮。スタートのパー5で2オン。イーグルチャンスを迎えたものの、まさかの3パットに「嫌な流れになったかな」と雨が降り出しそうな空をみやる。それでも直後の2番(パー3)でティーショットをタップインの距離まで寄せる見事なショットでバーディを奪い、4番でもスコアを伸ばす。しかし、後半10番(パー5)でスコアを伸ばせないでいると、11番(パー3)でこの日初ボギー。13番でもボギーとスコアを落とし始める。しかし、14番のピンチをパーで凌ぎ、15番のバーディに繋げる粘りのプレーを見せた。「今日はよく耐えたと思う」と相好を崩す米澤。「でも、1メートルぐらいのパットを3回も外して、もったいなかった。ショットは好調なので、感触は悪くない」とSAクラシック優勝で深めた自信を確信に変えるプレーを誓った。

パープレーにスコアをまとめて個人戦3位につけたのは、久常涼。スタートの1番、ティーショットを右の林に打ち込み、暫定球を打ついきなりのピンチも運良く最初の珠が見つかってボギーで凌ぐ。しかし、前半は「ティーショットが散らばってしまって…2打目は林の中から出すだけという事が多かった」とトラブル続きの中で、必死にパーを積み重ねた。後半も10番でバーディを奪った直後にボギーと苦しい流れは続いたが、最終18番で7メートルのバーディパットをねじ込んでパープレーに凌いだ。「最後にパットが決まってくれて、良い形で終われた。明日につながるパットだったと思う」と、安堵の表情。「だんだんショットの調子も良くなってきているので、明日が楽しみ」と、手応えを掴んで第2ラウンドに臨む。

日本チームのエース、中島啓太は苦戦のラウンドとなった。バーディスタートを決めたものの、その後3ボギーを喫して前半は2オーバーパー。後半も2バーディ・2ボギーのパープレーは、「ティーショットが荒れていて、それを修正しきれないまま終わってしまった」と2オーバーパーで不採用スコアに終わった悔しさをにじませる。それでも、「最後にティーショットも手応えを感じて、バーディフィニッシュができた」と、その表情に悲壮感は見えない。「チームの雰囲気も良いので、もっとコミュニケーションを深めて、明日からの自分のプレーも盛り返したい」と、チーム一丸となって大会3連覇を狙う意気込みを語った。


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