2020年度(第85回)日本オープンゴルフ選手権最終予選3Aブロックは8日、千葉県野田市の千葉カントリークラブ・梅郷コースで119名(アマチュア32名・プロフェッショナル87名)の選手が出場し、第2ラウンドを行った。
青空が広がる快晴の下、30度を超える夏日となったこの日のラウンド。2014年度(第79回)日本オープンゴルフ選手権の舞台となった千葉県内でも屈指の難コースとして知られる千葉カントリークラブ梅郷コースで、池村寛世が通算9アンダーパー133ストロークでトップで本選出場資格を獲得した。
先週開催された男子ツアー「フジサンケイクラシック」では8位に入り、好調を維持して臨んだ日本オープン最終予選で見事トップ通過。2打差2位タイには、木下裕太、古庄紀彦、近藤智弘そしてアマチュア杉原大河の4人が続いた。最終予選を通過したのは通算2アンダーパーの20位タイ26名と、マッチングスコアカード方式により通算1アンダーパーの27位タイから高山忠洋、半田匠佳、竹内寿樹、アマチュアの鈴木晃祐、大田和桂介の計31名となった。
トップで通過した池村はこの日、6バーディ・2ボギーとスコアを4つ伸ばした。過去に何度かプレー経験がある好きなコースの1つと話す池村は「5アンダーパーぐらいで予選は通過できると思っていました。そのためにもパー5でしっかりバーディを獲って、パー4でおまけが来ればと思っていました」と宣言通りのプレーに笑顔。第1ラウンドに5アンダーパーをマークした勢いのまま2桁アンダーパーを目指していた池村だったが「昨日はパッティングが決まっていたけど、今日は前半伸ばすことが出来なかった。後半はやれることだけをやろうと思っていたらスコアを伸ばすことができました」と、この日のプレーを振り返った。
10月15日に開幕する日本オープンゴルフ選手権に向け「昨年の古賀ゴルフ・クラブではメンタル面で打ちのめされたので、今年の会場となる紫カントリークラブ・すみれコースではリベンジしたいです。そのためにも事前に2~3回はラウンドして戦略を考えます。目標は”優勝”。最低でもトップ10フィニッシュを目指します」と力強く意気込んだ。
2位タイで通過したアマチュア杉原大河はこの日、5バーディ・ノーボギーの見事なラウンド。2日間の最終予選を振り返り「学生の試合でプレーすることが多く、隅々まで熟知しているコースです。今日はとにかくボギーを打たないことだけ注意してプレーした結果、スコアが伸びて良かったです」と見事にコースを攻略してみせた。
日本オープンゴルフ選手権に向け「この2日間でまだまだアイアンの精度が足りていないと思いました。本選までにしっかり調整したいです」と話した。10月15日に開幕する日本オープンゴルフ選手権での戦いぶりに注目が集まる。
なお、本最終予選会においても新型コロナウィルスの影響により、会場ではガイドラインに基づいた新型コロナウィルス感染症拡大防止策を徹底し、選手・関係者など直近10日間の検温の提出など安全に考慮した上で開催しました。
2020年度(第85回)日本オープンゴルフ選手権本選は、10月15日から18日の4日間、千葉県野田市の紫カントリークラブ・すみれコースで開催されます。本選は、新型コロナウィルス感染症拡大防止のため、一般非公開での開催を決定いたしました。共催のNHKで放送に向けた準備を進めておりますので、本年のゴルファー日本一を決めるナショナルオープンの模様は、テレビを通じてお楽しみください。
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