2020年度(第85回)日本オープンゴルフ選手権最終予選3Bブロックは8日、兵庫県小野市 小野東洋ゴルフ俱楽部 で117名(アマチュア20名・プロフェッショナル97名)の選手が出場して第2ラウンドを行った。
台風の影響で悪天候となった第1ラウンドで4アンダーパーをマークしてトップに立った幡地隆寛が、この日も5つスコアを伸ばす完璧なプレーで通算9アンダーパー135をマーク。片岡大育に3打差をつけて首位通過を決めた。通算2アンダーパーの12位タイ16名と、マッチングスコアカード方式により通算1アンダーパーの17位タイから上平栄道ら10名の26名が本選出場資格を得ました。
2日間のラウンドを終えた幡地は、「先週(フジサンケイクラシック)はパットの不調から調子を崩し、ショットが乱れてしまった。この2日間は悪天候もあったがショットの調子を取り戻し、ピンにつけることができたので、その結果パッティングも調子があがり、いい結果につながりました」と2日間のプレーを振り返った。
本選までにはAbemaTVツアーを3戦の出場を予定しており、「試合が続いているので、うまく調整をしながら日本オープンで勝ちたいです」と笑顔を見せた。
2位で通過をした片岡大育は、昨日の悪天候に苦しめられながらも2日間を終えて、「自分のやるべきテーマをしっかりと実行することができ、それがうまくいきました。今日の前半はショットが曲がっていたが、我慢強いプレーで踏ん張ることができていいプレーができたと思います。この調子でいいゴルフをして本選では上位にからんでいきたい」と上位通過も次の本選を見据えていた。
地元兵庫県出身で東北福祉大学に進学したアマチュアの蝉川泰果(東北福祉大学2年)は通算3アンダーパーの9位タイで初の日本オープン本選出場を決め、「2日間風が強かったんですけど、攻めるときは攻めるできちんとコントロールができました。パッティングが良かったので、このスコアにつながったかなと思います」と最終予選通過にホッとした表情で話す。本選に向けては「出るからには予選を通過してローアマを獲れるように頑張ります」と意気込みを語った。
なお、本最終予選会においても新型コロナウィルスの影響により、会場ではガイドラインに基づいた新型コロナウィルス感染症拡大防止策を徹底し、選手・関係者など直近10日間の検温の提出など安全に考慮した上で開催しました。
2020年度(第85回)日本オープンゴルフ選手権本選は、10月15日から18日の4日間、千葉県野田市の紫カントリークラブ・すみれコースで開催されます。本選は、新型コロナウィルス感染症拡大防止のため、一般非公開での開催を決定いたしました。共催のNHKで放送に向けた準備を進めておりますので、本年のゴルファー日本一を決めるナショナルオープンの模様は、テレビを通じてお楽しみください。
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