長い選手生活の中でも1年間試合が無いという経験は三木逸子にとってもあまり経験のないことfだった。試合でしか味わえない緊張感や高揚感を感じながら、この日は2バーディ、6ボギーの4オーバー78という内容。まわりが思ったほど伸びていなかったため、本人にとっては意外と言える好位置でのスタートとな
った。
「前半はまあまあ耐えれていいゴルフができたんですけど、後半はちょっとドライバーが曲がりはじめて流れが悪かったですね」。
この日は後半で4連続ボギーを叩くなど、らしくないシーンもあったが、ショット自体の調子はいい。チャンスにつくホールも多かったが、それを活かすことができずにいい流れを作ることができ
なかった。
「チャンスはいっぱいあったんですけど、ただついた位置が下りのフックだったりスライスだったり、難しいラインではあったんです。仕方ないかなとは思うんですけど、短かったのでもう少し入ってくれていたらと思います。後半曲がったドライバーをもう少し挑戦して明日に備えたいと思います」。
8度目のタイトル奪取に関しては意識していないという三木だが、経験値は誰よりも上。明日もグリーンが速く、難しいコンディションになるほど優位にゲームを運ぶ可能性は大いにある。
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