最終18番ホールで掴んだバーディチャンス。約1.5mを沈めれば優勝というチャンスを逃したのが、結果的に痛かった。
首位と1打差からスタートした近賀は、前日に続きこの日もショットが荒れ気味。前半の折り返しの9番ホールでは池に入れて痛恨のダブルボギーを叩くなど苦しいゴルフとなった。ただ、後半は要所要所で耐えて我慢し続けた。17番パー3でバーディを奪い、流れは完全に近賀だったが、結果的にプレーオフで競り負けることになった。
「三木さんの気合には敵わないと思いました。自分のゴルフはショットが相変わらずグチャグチャだったんですけど、後半はなんとか我慢しないと最終組じゃないなと思ってプレーしま
した。チップインでバーディが獲れたりもしたので。でも三木さんはゴルフはもの凄く上手いし、全てのことで尊敬できる方なので色んな部分で勉強になりました。素晴らしいです」。
プレーオフではチャンスがなかったわけではない。むしろ押し気味にゲームを進めていたかに見えたが、三木の粘りに最後は力尽きた。
初出場初優勝とはいかなかったが、得たものも大きい。この敗戦を糧に来年のリベンジを誓った。
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