3番(パー5)で40ヤードをチップインさせてイーグルを奪ったものの、竹田麗央(グリーンランドリゾート)の第1ラウンドは、その多くの時間が修正に費やされた。「ドライバーショットが真っすぐ飛ばせず、なかなかフェアウェイキープできませんでした。アイアンショットは、まぁまぁでしたが、グリーンをとらえてもピンから遠いところに乗ることが多くて…」。
どこが違うのか。それを探りながらのラウンドが続く。ピンから遠いところに乗った7、8番では連続3パットのボギーもあった。後半になって、ようやく修正できた。「ダウスウィングで手を使っていたことに気づきました。スウィング、タイミングがずれていたことで、手を使わ
ないとボールに当たらない状態でした。アジャストが必要な状態でスウィングしていたこと、それがどこなのか。理由がわかったら、気持ちよくスウィングできるようになり、真っすぐに打ち出せるようにもなりました」。
ということで、バーディチャンスも生まれてくる。10番ではピンまで110ヤードをピッチングウェッジで3メートルにつけた。14番では残り90ヤードの第3打を1メートルに。さらに16番(パー3)はピッチングウェッジで4メートルに。これらのチャンスをモノにして3バーディを奪い、69でホールアウトした。後半の修正ができたことで、竹田は第2ラウンド以降へのゴルフに楽しみが生まれたという。「今日よりも、もう少しスコアを良くしていけると思います。自分のやるべきことに集中していけるようにも思えます」。
毎日30分間のランニングを続けている。週1回のジムトレーニングと毎日のロードランニング。竹田は166センチの体格でドライバー平均飛距離250ヤードを打ち出す。その飛距離をさらに伸ばすのか。しかし、トレーニングの目的は、そこではない。「基礎体力を上げて、持久力をつけたいんです。4日間競技でも安定したスコアを続けられるようにしたいと思っています」。
今秋にはプロテストに挑むことも決めている。将来を見据えてのトレーニングでもある。
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