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競技報告
【林希莉奈が第3ラウンドベストスコアタイの68で3位タイに浮上】
第3日 競技報告:塩原義雄 写真:Y. Watanabe / Y.Kawatani
通算3アンダーパーの13位タイからスタートした林希莉奈が吉田鈴と並ぶ68とこの日のベストスコアをマークして3位タイに急浮上した。現在ルネサンス豊田高校3年生。これが初めての日本女子アマ出場だ。中部日本女子アマで3位となり、本選手権への切符を手に入れたもので「初めての大会なので、何もわからずに、ただベストを尽くしかないと思って会場入りしました」。

第1ラウンドは72、第2ラウンドが69で後半のラウンドには余裕で進出した。でも、それを当面の目標としていたわけではなくラウンド後に自身に「ベストは尽くせたか?」と問いかけ「イエス」と答えられるようなゴルフをすることだけを考えていた。第2ラウンドま
では、イエスだった。そして第3ラウンド―。

1番は第2打をバンカーに入れてボギーを叩いたが、3番(パー5)で8メートルの距離を決めた。続く4番(パー3)は左エッジに外すも、そこからチップイン。「狙ってなんかいません。ただ、いいパットをしよう、いいショットを打とうと考えていただけで、それが結果的にバーディになったという感じです。2パットでいければいいな…というのが入って、寄ればいいな…というのがカップインして、運もあったのだと思います」。

後半でも3バーディを加えて68。ベストスコアタイだった。自己ベストとなると岐阜県のワールドレイクGCで61というとてつもない記録をもっているから自力もありそうだ。レール上の練習器具を使ってのパッティング練習も続けてきた。この器具は、フェースの向き、パターの芯、ストロークの方向…どれがずれてもボールはレールから転がり落ちてしまう。満点のパッティングが求められるのでいい練習になる。本選手権の林の活躍を支えることにもなった練習ではある。

で、第3ラウンドもベストは尽くせたか。林の答えは、もちろん「イエス」だった。最終ラウンドも同じ気持ちで迎えるという。



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