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競技報告
【1打差の2位で最終ラウンドを迎えることになった佐藤心結は「いいポジションだと思います」】
第3日 競技報告:塩原義雄 写真:Y. Watanabe / Y.Kawatani
前半を2バーディ・1ボギーで後半に折り返した佐藤心結。この時点でトップに立っていた。後半も10番ホールで残り140ヤードを8番アイアンで打った第2打をピン1メートルにつけてスコアを伸ばした。ここまでは順調で「第3ラウンドも60台のスコア」と思っていた目標は楽にクリアできそうな流れだったのだが、その流れが変わってしまう。グリーンには乗るのだが、傾斜がきつく、難しいラインにばかりつく。「狙うというよりは、確実にカップに寄せなければならないようなところにばかりいってしまって、耐えるゴルフになりました」。

象徴的だったのが14番(パー5)だ。514ヤードを持ち前の飛距離で2オンさせた。ところが、
ファーストパットは「思ったよりも上りがきつくて3メートルもショートさせ、残りもまだ難しいラインで3パットしてしまいました」。ということで、このホール、佐藤はパーで終わった。

この後も佐藤のパー行進は続き、その間にトップでスタートして前半スコアを崩していた手塚が後半は4バーディと再起してトップの座を奪い返していた。

佐藤は1打差の2位で最終ラウンドを迎えることになった。

「アイアンはクラブ選択に迷うことなく、スパッと決めて打っていける。どんどん攻めていけるので、最終ラウンドは、もう少ししっかりラインを読んでパットも決めていきたい。1打差の2位は、いいポジションだと思います」
佐藤は持ち前のパワーゴルフで、ショット精度の高さを武器にする手塚を追撃する。


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