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競技報告
【「自分はビビリのタイプなんで、逆に攻めていった」という吉田鈴は連日の68で7位タイに】
第3日 競技報告:塩原義雄 写真:Y. Watanabe
第2ラウンドは4連続、そして第3ラウンドには3連続バーディと吉田鈴は勢いを感じさせるゴルフを展開している。「第1ラウンドにやってしまった(75)ので、あとはもう攻めるっきゃないと思ってプレーしています」。

第3ラウンドの3連続というのは、こうだ。6番3メートル、7番5メートル、8番3メートル。立て続けにパットを決めた。前半は、スタートの1番も含めての4バーディ奪取だった。スタート前に決めていたことがある。「自分は、けっこうビビリのタイプなので、それが表に出ないように気持ちを強くして外してもいいや…ぐらいのつもりでカップをオーバーさせる強さでヒットする」。

第1ラウンドの躓きと、第2
ラウンドからのマインドコントロールが連日の68というスコアに結びついている。前夜は、姉の吉田優利に報告したという。「喜んでくれました。凄いじゃないってほめてももらえました。もっとほめてもらいたいな…という気持ちになっています」。

もうひとつ、吉田には考えていることがある。それは日本女子オープン本選への出場だ。地区予選会に申し込んだのだが、出場枠はあっという間に埋まってしまいエントリーできなかった。そこで本選手権で結果を出そうと予定を切り替えていたのだ。優勝なら文句なしに本選に出場できる。2位からトップ10までなら最終予選会への出場権が与えられる。
「だから、とにかくトップ10入りを狙って攻めていくしかないんです!」

第2ラウンド後半もひたすら攻めのゴルフを展開した。バーディは14番だけだったが、チャンスはたくさんあった。「それこそ、全部入っていたら大げさではなく63ぐらいのスコアを出せていたような内容でした。後半もビビリはなくて、しっかり打てていたのですが、ラインを読み切れなかったのが残念なことで、伸ばし切れませんでした」

それでも連日の68で24位タイから7位タイに。日本女子オープン最終予選の出場枠獲得への道も見える位置まで浮上した。姉に報告する声も、はずむことだろう。

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