通算10アンダーパーで2位と1打差ながら単独首位で最終ラウンドをスタートした手塚彩馨。
最終組での優勝争いという独特な緊張感の中、4番でボギーが先行、7番もボギーとし、前半で同じ組でプレーする佐藤心結に並ばれてしまった。「今日は、昨日よりショットがグリーンに乗らなくて、バーディチャンスにつけられずに耐えるゴルフになってしまった」と、スコアを伸ばせないまんじりとした展開を振り返る。
それでも、3メートル前後のパーパットをねじ込む粘りを見せて、14番でバーディを奪ったが、このバーディが最終ラウンドで唯一のものとなり、終わってみれば、1バーディ・2ボギーの73でホールアウト。通算9アンダ
ーパーで尾関に1打及ばず、2位に終わった。
「いつも最終ラウンドにショットが悪くなってしまって、それが課題だと改めて気付かされました。でも、ショットが悪いなり耐えて出来ました」と話した直後、手塚の目に悔し涙が光って見えた。
|